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SOUNDPROOF ACOUSTICS REPORT

【比較表】
組み立て式防音室の事業者

組立式・簡易型の防音室を手がける8事業者を、確認できた事実項目だけで横並びにします。順位付けは行いません。

明るいショールームの床に、組立式防音室のパネルが積み重ねられ、説明書と工具がそえてある様子
ROWS 8 COMPANIES / 6 FACTSCHECKED 2026-10-29

最終更新日:

比較表:組み立て式防音室の8事業者

組立式・簡易型の製品と、ユニット型の防音室を製造・販売する事業者を、公式サイトと公開資料で確認できた事実項目の範囲に限って整理します。性能や価格の書き方には事業者ごとの差があるため、判断に使う前に公式サイトで最新の表記をご確認ください。掲載の順位は示していません。なお、遮音值の意味は遮音と吸音の基礎のとおり、測定条件と並行して確認する必要があります(制度の枠組みはJISの規格概要(日本規格協会 webdesk))。

事業者・製品製品系統主な対応用途(公表の範囲)遮音性能の公表公表価格の有無工事形態
OTODASU組立式簡易防音室配信・オンラインゲーム・宅録・テレワーク・練習あり(表示値あり、測定条件の詳細は公式サイト参照)あり(99,900円からを公表)工具不要の自作組立
だんぼっちダンボール製簡易防音室歌・配信・収録・勉強あり(中〜高音域に効果を限定して公表)あり(公式ショップで価格表示)自作組立
VERY-Q(ベリーク)防音・吸音パネルシステム・ブースセット音楽制作・テレワーク・現場等の記録用途含む公式サイト参照(仕様資料の提供)あり(取扱店・代理店)パネルの組立・組み合わせ
アコスエンジニアリング(アコ防)パネル組立式防音室ギター・ドラム・ピアノなどの練習あり(公式資料に記載)なし(個別照会)組立・移置が可能な設置型
サイレントデザイン組立式防音室・防音リフォーム楽器・歌・騒音対策公式サイト参照なし(個別照会)組立式(工事不要を公表)
カワイ音響システム(ナサール)ユニットタイプ防音室ピアノ・楽器・音楽教室あり(Dr-30・Dr-35・Dr-40を公表)なし(取扱店照会)搬入・組立を伴う設置型
ヤマハミュージックジャパン(音レント)防音室レンタル・販売楽器の練習・賃貸住宅まわりの利用あり(製品仕様による)なし(取扱店照会)レンタル(設置・返却)
防音専門ピアリビング(おてがるーむ)1人用組立式防音室配信・オンライン会議・話し声・楽器練習公式サイト参照あり(公式サイトで表示)自作組立

2026年10月29日時点、各社公式サイト・公開資料に基づく。数値は確認できたもののみ記載し、未確認は「公式サイト参照」または「なし」と表記します。最新情報は各社サイトでご確認ください。

各事業者のプロフィール

OTODASU

組立式簡易防音室を手がけるブランドです。工具不要で組み立てられる点と、本体99,900円からの価格公表が、サイト上で明確に示されています。用途としては、オンラインゲームやライブ配信、ゲーム配信、練習、宅録、テレワークなど多岐にわたる場面が案内されています。遮音値の表示はあるものの、測定条件の詳細が明示されているかは読み手側で必ず確認する必要があります。予算に見合う入口としての簡易防音室の代表例の一つであり、価格の公開が、簡易型の層で選びやすくなった背景を示しています。

だんぼっち

ハニカム構造のダンボールを使った簡易防音室です。素材が軽量で自作組立が可能という点、公式ショップで価格が表示されている点が特徴として挙げられます。防音性能については、主に中〜高音域に対して防音性を発揮するという形で、効果の範囲を限定して公表している点が読みどころです。歌や配信などの用途に合わせて設計されていると説明されています。素材による差と、低音までの効果の限界を理解したうえで検討する姿勢が、商品の前提に合致します。累計販売台数も公式ショップで公表されています。

VERY-Q(ベリーク)

防音・吸音・消音パネルを組み合わせて使うパネルシステムブランドです。ブースタイプだけでなく、壁に貼る1面パネルや自立する2面パネルなど、組み合わせに自由度がある点が特徴とされています。企業や個人・音楽制作の現場など幅広い用途への導入実績を明示したプロモーションが展開されています。価格は、公式ブランドの取扱店や代理店サイトで確認できる形になっています。部品単位で組み合わせられるため、部屋の残りスペースの形に近い配置ができる点が、特別に訴求されているポイントです。

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アコスエンジニアリング

パネルを組み立てる方式の防音室「アコ防」を手がける事業者です。自社開発の防音パネルを使ったプレハブ式の防音室を提供し、組立・分解が可能で移動にも対応する点が公表されています。ギターからドラム・ピアノの練習室まで、楽器用途への言及が明確です。遮音性能は、公式資料に記載があるため、購入前に資料の測定条件と測定対象を確認する読み方が重要です。価格は個別照会の前提と考えられます。移動できる防音室という位置づけは、引っ越し後も再設置する前提の利用と相性がよく、中古・キャリア・市場の課題の流通まわりの論点とも接点があります。

サイレントデザイン

組立式防音室と防音リフォームの両方を扱う事業者です。組み立て式のため工事の必要性がなく、賃貸マンションでも設置が可能という点を公表しています。本工事型の受託と簡易型の製品の取り扱いを並行して行っているため、施工の重さと製品の軽さを物件ごとに使い分ける提案ができる構えが特徴です。公表価格は個別照会の前提です。製品の性能表示の扱いは公式サイトで確認してください。施工型と組立型の両方を手がける事業者は、どちら一方に都合の良い結論を導きにくいため、選択肢の幅を広げる参考としての役割があります。

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カワイ音響システム(ナサール)

ピアノメーカーとしての技術を背景に、防音室の開発を展開する事業者です。1982年から防音室の開発を開始したと公表し、音楽教室用や家庭用を中心に累計2万台以上の実績を明示しています。製品はユニットタイプの防音ルームで、遮音性能はDr-30・Dr-35・Dr-40の三種類のバリエーションから選択できる形で公表されています。Dr値の等級表示は、性能の水準を感じ取るための共通言語になりやすい一方、現場設置後の性能は搬入条件や施工精度によって変わる余地がある点は、基礎のページで整理したとおりです。価格は製品・規模により取扱店照会が前提です。

ヤマハミュージックジャパン(音レント)

楽器メーカーのグループ系事業者として、防音室レンタル「音レント」を展開しています。所有を前提にせず、一定期間で利用できる契約形態が特徴です。賃貸住宅の空室対策に防音室を活用したい大家・管理会社まわりの需要に応えるサービスも展開されています。基本的な扱いは、ネットもしくは取扱店からの申し込みで、納入の目安も公式サイトに記載されています。価格は機種ごとに取扱店まわりで確認する形が前提です。レンタルと販売の両面を選べる態勢は、簡易型の自作キットには見られず、レイヤー2とレイヤー5を併せる存在として特徴的です。

防音専門ピアリビング(おてがるーむ)

1人用の組立式簡易防音室「おてがるーむ」を展開する防音まわりの専門店です。吸音材と遮音材を組み合わせ、外装に硬質ダンボールを採用した簡易防音室として、配信・オンライン会議・話し声・楽器練習などの音漏れ悩みへの対応を公表しています。防音まわりの専門店として、簡易型の製品と、吸音・遮音まわりの付属品や関連商品を一店でそろえている点が特徴です。専門店の立場から、製品の区別や特性を整理して案内する形の情報提供に加えて、導入後の使用まわりの相談を前提に置く姿勢が特徴です。

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表の読み方と選択の切り口

この表から読み取れる事実は、「性能表示の考え方」が事業者ごとに明確に分かれているという点です。ユニット型ではDr値などの等級表示が公表されている一方、簡易型では遮音値の表示方法や測定条件の明示程度が整っているかどうかが差として表れています。それぞれの数値が「どの音に対するものか」「どんな測定を経て公表されたものか」を確認する読み方を、最初のチェックポイントとして置いています。

選択の切り口としては、次のような整理が有用です。ひとつ目は、用途の種類(声・機材まわり・ピアノ・配信)によって期待する遮音水準が変わる点からの整理です。軽減できれば十分な用途と、性能水準を確保する必要がある用途が混在しています。二つ目は、価格に何が含まれるかの区分です。搬入・搬出・組立を含めた形の契約になりやすい層と、本体だけの価格で公開される層があります。三つ目は、物件まわりの諸条件(賃貸か持ち家か、床の耐荷重、管理規約)を先に押さえる視点です。これらは、個別の判断を促す資料ではなく、読み方の枠組みの整理として書いています。

本サイトは防音室・音響施工の市場と制度を公開情報から整理したものであり、個別の施工・契約の推奨ではありません。遮音性能・施工方法は物件・自治体の要件により異なります。マンション・賃貸の改修は規約・管理組合・貸主にご確認ください。